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2011年6月10日 (金)

リアル「アキラ降臨」とはね~(笑えねーよ)

その灰色の建物はとても大きく、灰色の大きな壁を持っていて
線路っぷちの細い道路に面したその壁の足元には花壇が設えてあった。
花壇は手前と奥とに分かれて植物が植えられているのだが
道路から見て後列、建物に近い方の植物は全て、全て!が
枯れていた。
茶色のドライフラワーをさくりと刺して並べたかの様。
前列の植物に花がついていなければ、「花壇」と判らなかったろう。
おかしなものを育てているなー と思いながら歩き続けていると
警官が一人、うろついているのにでくわした。
こんなところにおまわりさん?然も若干の装備をしたおまわりさん。
先ほど通り過ぎた道の途中には日本有数の老舗ホテルがそびえている。
海外の要人でも来てたのか?おまわりさんをやり過ごすと
灰色の建物の通用口とおぼしき場所にさしかかる。
そこにはおそらく警察官ではなく、警備員であろう人が立ち番している。
ふうん…あれっ?その通用口には金のプレート、書かれていたのは
「東京電力」 の文字。

新橋第一ホテルアネックスの向かい、広い道路を挟んで
陰鬱な灰色の「東京電力」のビルがある。
広い道路の東電側にはずらりと、車。普通の乗用車、ではない、車の列。
たむろする複数の警官。黒っぽく見える人の群れ。

怖いのか。それほどまでに怖いのか。
そんなに自分らを守りたいのか。何から守られたいのか。

君らが怖がってる相手は多分、被害者と呼ばれるべき存在。
そして多分アンタらこそが、この事態の加害者。
あらゆる原因であり、責任者である。
判ってるかなその辺り。

警察は加害者を守るのね。被害者はどうすればいいのかしら。

必ず「電気を食うおまえらの所為だ」と二言目には東電は言うけどね、
この際言わせてもらおう、電気を食う私たちが最初に是非を問うたのは
原発の存在ではなく君らの管理体制だよ。
君らの管理がこれほど杜撰でなければ、
君らの能力がこれほど空虚なものでなければ
日本は今でも原発マンセーだったはずだ。

見てみろ
この慌て振りを
怖いのだ
怖くて堪らずに
おおいかくしたのだ
恥も尊厳も忘れ
築きあげて来た文明も科学もかなぐり捨てて
自ら開けた恐怖の穴を
慌てて塞いだのだ

「アキラ(映画版)」より

↑このセリフがこれほど合う事態にリアルで出会うとは。

あー長生きはするもんだ。

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